サジェストキーワードを活用するSEO対策【便利ツールも紹介】

この記事では、SEO対策に取り組む上で重要な「サジェストキーワード」について解説します。

ブログ・メディア運営に携わっている方にとっては当たり前の内容ばかりですが、これからSEO対策に取り組もうと考えている方の参考になれば幸いです。

サジェストキーワードとは

「サジェストキーワード」というものをご存知でしょうか?

これは、Googleなどの検索フォームに入力した際に表示される「検索候補」のことを言います。

入力したキーワードに関連して「たくさんの人が検索しているキーワード」だったりするケースが多いようです。(検索候補の選定基準が明らかにされている訳ではないので、想定でしか語ることができません。)

SEO対策を始めるためには、このサジェストキーワードを知ることが大切となります。

SEO対策の基本は、サジェストキーワードから

SEO対策に取り組もうと考えた方が、最初に思いつくのが「美容院」「歯医者」といった分かりやすいキーワードです。他にも、Tシャツ専門のECショップを運営しているなら「Tシャツ」で検索1位を取りたいと考えるでしょう。

しかし小規模事業者が、上記のような「誰もが思いつく検索キーワード」で1位を取ることは、かなり難しいというのが実情です。

「分かりやすいキーワード」というのは、検索される回数が抜群に多いため、大手事業者がこぞって参入しています。いわゆる「レッドオーシャン」なのです。

(※)
実際には、「美容院」などのキーワードの場合、検索ユーザーの地域性も加味されるため、一概に論じることはできません。
このあたりの詳しい話をすると長くなるので、別途まとめてご紹介できればと思います。

では、どうするのか。

Tシャツ専門のECショップを運営していると仮定して考えてみましょう。

この場合の取るべき戦略は、「Tシャツ」という単体キーワードで上位を目指すのではなく、「Tシャツ 〇〇」といった関連キーワードで検索上位を目指すことです。

「Tシャツ」と検索すると大手サイトばかりがヒットしますが、「Tシャツ 油汚れ」「Tシャツ ジャストサイズ」などで検索すると、有名ブランドのサイト以外もヒットします。

そして記事内容をよく読んでみると、実はランドリー業者さんの宣伝や、Tシャツ屋さんの宣伝だったりするわけです。

こういった、大手サイトが参入していないキーワードを探して、ブログ記事などを書いていく。そのブログ記事を経由して、自社のTOPページや販売ページを見てもらう。(購入や申し込みにつなげる)

初期のSEO対策としては、こういった「戦えそうなキーワードを狙っていく」という考え方が、とても大事になります。

しかし、ゼロからキーワードを考えるのは大変ですし、途方もない作業ですよね。

そこで利用するのが「サジェストキーワード」なわけです。検索エンジンに検索候補として提示されている以上、「今後もそのキーワードで検索する人が多いだろう」と仮説を立てることもできますね。

サジェストキーワードをチェックして、「こんなキーワードで記事を書いてみようかな」と考えてみることが、SEOを始める第一歩になるでしょう。

【無料で使える】サジェストキーワードの調査に便利なツール

とは言え、サジェストキーワードを調べていくのも結構な労力がかかる作業です。以下のような、サジェストキーワード調査に便利なツールを活用しましょう。

関連キーワード取得ツール(仮名・β版)
goodkeyword

利用方法は簡単で「サジェストを知りたいキーワード」を入力するだけです。どのようなキーワードが予測候補として挙がっているのか、一覧で表示してくれます。

「美容院」というように単体キーワードだけじゃなくて「美容院 東京」などといった2単語のサジェストを調べることもできます。

これらのツールを使うことで、世の中の人が「どのようなキーワードで検索しているのか」を調べるのがとても楽になります。記事作成のアイデア出しに活用していきましょう。

サジェストキーワードをベースに「記事」を書く

調べてみると、たくさんのサジェストキーワードが見つかるはずです。

その中から

  • 自社のビジネスに関係ありそうなキーワード
  • 書くネタが思いつきやすそうなキーワード

を探しましょう。

例えば「Tシャツ よれよれ」というキーワード。

  • Tシャツがよれよれにならない洗濯、お手入れ方法
  • よれよれになったTシャツを元に戻す方法

などの記事案を思いつくでしょう。ぜひ、思いついた内容でブログ記事を書いてみてください。

このようなキーワードで検索するのは、家事に悩む方かもしれませんし、「Tシャツが好きな人」かもしれません。

もし一定数「Tシャツが好きな人」が検索しているのであれば、記事の最後で、自社の商品(Tシャツ)を紹介すれば、お客さんになってくれるかもしれませんよね。

上記のようなイメージで、色んな種類の記事を書いてみましょう。

実際には上記で述べただけではなく、

  • サイト全体の評価を高めるためのキーワード選定
  • SEOを意識した記事の書き方
  • 内容の重複を避けつつ、記事毎の関連性を高めていくコンテンツ企画

などと検討すべき点は多いのですが、

初めのうちは「こんな記事なら書けそうだ」という軽い気持ちで、進めていくことをおすすめします。

記事を継続して書いていくことで、コツを掴んでいくことができますし、「こんなキーワードでアクセスが?」という感じで意外なアクセスが拾えるようになってきます。

慣れてくると、「このキーワードは一見関係ないけど、うちのお客さんになり得るかも」という思考も湧いてくると思います。そうなると、記事作成やキーワード調査にもやる気が出てくるはずです。

このような手法は「コンテンツマーケティング」とも呼ばれます。気になる方は調べてみてください。色んな集客アイデアが浮かんでくるかもしれません。

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